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真野響子名誉園長ご紹介

森林植物園は、平成14年度に俳優の真野響子さんを名誉園長としてお迎えし、現在に至るまでその要職を務めていただいています。
名誉園長は、お客様にいっそうの親しみを感じていただける魅力的な森林植物園の運営を目指し、緑の自然環境に寄せる自らの想いと、森林植物園への愛着の気持ちを活かしながら、季節感あふれるイベントや自らも参加するボランティア活動の提案など、幅広く活躍していただいています。

ごあいさつ

この今の日常という概念が覆された状況で、どのように皆様にご挨拶の言葉を紡ごうと考えあぐねている間に早二か月が過ぎてしまいました。ドラマの収録も、講演もすべて延期になり、最低限の身の回りのことに気を配りながら、神戸に住んでいたら毎日でも植物園に通えるものをと思いを巡らせる日々。思いは園を駆けめぐっています。
読書人間としては大作に挑もうと、昔読んだ「カラマーゾフの兄弟」を紐解き始めました。もう一つ、翻訳本があまりに高価なので、「the OVERSTORY」(RichardPowers著)という、いろいろな樹が主人公の形を成す、叙事詩のような本を原書で読み始めました。樹と人間とのかかわりがどう描かれてゆくのか楽しみです。
こんな状態を、悲劇としてではなく、自分の生き方を見つめなおす機会を与えられたと受け止めてみようと思い始めたのも、やっと最近のことです。
お近くにお住みの方は、どうか植物園を丁寧に散策なさり、お気づきのことがあれば、手をかけてあげてください。植物は動くことができない分、私たちより我慢強く、知恵者かもしれません。私が訪れられない分、どうか私に代わって、園を思いやってくださればとお願いしたいのです。
そしてまた皆さんとお逢い出来る日が来たあかつきには、お互いに手を取り合って、この園が存在してくれたことを喜び合いましょう。その時が来るのを楽しみに、筆をおきたいと思います。
どうかくれぐれも、ご自愛ください。

森林植物園名誉園長 真野響子

活動例

  • ボランティアスタッフによる「案内散策」の導入の提案
  • 「早朝開園」による早朝探鳥会の開催の提案
  • アジサイや七夕の季節における対談
  • お客様とともにおこなう園内施設のペンキ塗りの提案と参加
  • 森林植物園「とんどやき」への参加
  • 「森の中のあじさい散策」期間中の早朝開園・延長開園の提案
  • 浴衣姿でたのしむ「森の中のあじさい散策」の提案
  • 「たこづくり教室」「たこあげ大会」開催の提案と参加