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葉っぱの虫と植物画

2019.07.25 更新

気温、紫外線ともに強い日が続いていますね。

皆様、熱中症等にご注意くださいね。

最近、個人的に怖いなと思うのが「立ちくらみ」です。
園内でしゃがんで作業をしていて急に立ち上がるクラっとすることが増えました。
なるべく日陰の場所を選んで、ゆっくりめに立ち上がらんとあかんなーと思います。

さて、アジサイは一部残っていますがほぼ見頃は過ぎました。
遠景でみるとキレイにみえますが、近くに寄ると傷んでいる花が多いです。

ただ、花がいっせいに枯れるわけではないので、キレイな花も残っています。

7月も終わりにさしかかるとさすがにアジサイの季節も終わりだと思われがちですが、実は8月以降に咲きだすアジサイもあります。
これから「タマアジサイ」が咲きだします。

漢字で書くと「玉紫陽花」
名前の通り、ツボミが玉のようにまんまるです。

この玉がほころぶように花を咲かせます。

ガクアジサイやヤマアジサイのように品種改良はあまり進んでいないようで、色や形のレパートリーはあまり多くないですがそれでも、メインのガク咲きの他にテマリ咲き、八重咲きの品種などがあります。

樹高や葉が他のアジサイよりも大きく見応えがあると思います。
また、一つの株でそれぞれの花が開く時期が違うため、ツボミも花も同時に楽しめます。

展示館の2階では企画展『葉っぱの虫と植物画展』を開催しています。

ボタニカルアート(植物画)の展示に加えて、そのボタニカルアートに描かれている植物を食べる昆虫をピックアップして展示しています。


 

 

 
 
 

 

 

「キベリハムシ」の拡大模型も展示しています。
実際のキベリハムシは個体差があるので一概には言えませんが、1円玉(直径2cm)より小さいくらいだと思います。

「日本で一番大きく、キレイなハムシ」とか「動く宝石」などと言われるくらい、キレイな羽根をしています。
(ハムシの仲間は名前の通り葉っぱを食べる虫で、とても小さいものが多いので2cmで大きい部類に入ります)

日本在来の昆虫でなく、元々は中国に生息している昆虫で、荷物か何かに紛れて持ち込まれたようです。
ここ、六甲山の環境が良いのか、すっかり定着しています。
食草の関係や飛翔能力がほぼないので拡散していくことも今のところはないようです。日本にはメスしかいませんが、単為生殖で増えています。

キベリハムシ(黄縁葉虫)の名前は羽根の縁(フチ)が黄色であることに由来しています。
個人的には黄色の縁より羽根のキレイさとか、触覚と足の先だけ色が違うこととかに着目して名前を付けてほしかったなーと思います。

六甲山はもちろん園内に生息していますが、キレイだからといって捕まえて持ち帰らないようにしてくださいね。
キベリハムシは幼虫・成虫ともにマツブサとビナンカズラ(サネカズラ)の葉しか食べないので、エサの確保がなかなか大変です。

キベリハムシの説明ばかりになってしまいましたが、植物園にお越しの際は是非2階の展示もご覧くださいね。

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