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スプリングハズカム

2019.03.22 更新

春分の日も過ぎ、名実ともに春となりました。

卒業式シーズンまっただ中ですね。
今年度ももうすぐ終わりで、平成ももうすぐ終わりで、なんとなく寂しい気分になります。

しかし、もうすぐ新年号が発表されますし、学生さんは一つ上の学年に上がったり、新しい学校に入学したり、はたまた就職して社会に一歩を踏み出したりと新しい日々・新しい人たちとの出会いが楽しみな季節でもありますね。

森林植物園でも新しい季節の到来を告げる花たちが咲いています。

ロックガーデンなどでは「カタクリ」が咲き始めました。

ピンク色の可愛らしい花はこの時季しか見られませんし、葉も茎も夏ごろには地上から消えてしまいます。
美しくも儚いスプリングエフェメラルと呼ばれる植物たちの中でも人気の花です。

少しだけですが「トサノミツバツツジ」も咲きだしました。

ミツバツツジの変種とされています。
トサノミツバツツジはオシベが10本ありますが、ミツバツツジは5本です。

4月20日から「新緑つつじ・しゃくなげ散策」を予定していますが、冬が暖かかったので今年は少し早い見頃となりそうです。
見頃情報はまた追ってお知らせいたします。

「フキ」も顔を覗かせています。

開花する前のフキは「フキノトウ」と呼ばれ山菜として有名ですね。
僕は食べたことないですが、美味しいらしいです。

園内各所で「クロモジ」も開花しています。

高級な爪楊枝の材料として有名です。幹などに出る斑紋を文字に見立てて「黒文字」の名前がつけられたようです。
アロマやお茶などに利用されるくらいに枝などからは良い香りがしますが、花はあんまり香りがしないです。

「サンシュユ」も咲きだしました。

春に黄色い花を枝いっぱいに咲かせることから「ハルコガネバナ(春黄金花)」の別名もあります。

ちなみに「ゴシュユ」という木もあります。
3と5で仲間のような感じがしますが、漢字表記だとサンシュユは「山茱萸」ゴシュユは「呉茱萸」で数字とは関係ありません。

シュユは「茱萸(グミ)」の音読みです。
サンシュユは秋に実る実がグミの実に似ていることから「ヤマグミ」の別名もあります。
ゴシュユは古代にあった「呉」という国のシュユという意味だそうです。
サンシュユはミズキ科、ゴシュユは夏ごろに花を咲かせるミカン科の樹木です。
どちらも漢方薬に利用されるようです。

「トサミズキ」の花も見られます。

ミズキと付きますが、マンサク科の樹木です。
ミズキと葉が似ていることからこの名前があるようです。花のあとに葉を出します。
トサは土佐(高知県)に多く自生することからきているようです。

紹介の仕方が悪くてあまり納得できないかもしれませんが、早春に花を咲かせる植物は黄色い花を咲かせるものが多いと言われています。このブログでは頭からカタクリの話で伝わりにくいですが。一説によると春に花を咲かせる植物の半分が黄色かそれに近い花色らしいです。

黄色の色素(カロテノイド)は寒さなどに強く退色しにくいことと、何より花粉を運んでくれる虫が好む色だからです。虫によっては一色しか見えないと言われているものもいますが、それでも黄色の花は目立つようです。
ただでさえ昆虫の少ない季節に花を咲かせるには虫を誘う工夫が大切なようです。

池ではカエルの子供「オタマジャクシ」が卵から孵りはじめました。

卵(卵塊)

オタマジャクシ

余談ですが、オタマジャクシ→カエルのように名前が変わる生き物ってなんで名前が変わるんでしょうか。
ウリボウ→イノシシとか、ヤゴ→トンボ、ヒヨコ→ニワトリ、アリジゴク→ウスバカゲロウ、タケノコ→タケ、アオムシ→チョウチョ、、、、、など色々ありますね。
魚は出世魚と言われるけど、他の生物にもそういった呼び名があるんでしょうか。

ブログを書いててふと思っただけで、答えは知りません。調べておきます。

新年度はどんな日々になるのでしょうか、新しい年号も気になるところですね。
新しい1年を楽しく健康にすごしていきたいものですね。

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