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もうすぐアジサイの季節

2019.06.10 更新

もうそろそろ関西地方も梅雨入りでしょうか。
天気があまりすぐれませんね。

市街ではアジサイが美しく咲いていますね。
森林植物園は標高が高いので、市街地よりも植物の開花が少し遅くなります。

6月も半ばに近付き、開花時期の早いアジサイたちは色づき始め一部は見ごろを迎えています。

パッと思い浮かべるアジサイとは見た目が違うかもしれませんが、アジサイ科の「ウツギ」
旧暦の4月(卯月)に咲くことから「卯の花(ウノハナ)」とも呼ばれます。ウツギ(空木)は茎の中が空(カラ)なことからの名前です。

「ヒメアジサイ」はまだまだ色づき始めですが、日当たりのよいところの何株かはキレイです。
植物の名前にヒメと付く場合はだいたい「小さい」という意味を持つことが多いのですが、ヒメアジサイのヒメ(姫)に関しては「お姫様のように可憐」であることに由来しています。
色んなところで栽培されているヒメアジサイですが野生では存在せず、長野県の民家で栽培されていたものを牧野富太郎が発見したとされており、どのように生まれたのかは謎に包まれています。

(アジサイにおいて)もっとも美しい青花の品種と言われることのある「ミヤマヤエムラサキ」
最初に名づけられたときは「シチダンカ」だったそうですが、その後改名され現在の名前となりました。
漢字では「深山八重紫」と書きますが、発見地が京都府美山町であることから一部では「美山八重紫」と表記することもあるそうです。

そして、六甲の“幻の花”こと「シチダンカ」
現在見頃です。
両性花がすぐに落ちてしまいますが星のように見える装飾花は長い間残ります。
江戸時代末期に日本を訪れたシーボルトが記した『日本植物誌』という本に掲載されていましたが、その後誰も姿を見ることはありませんでした。
時は流れて1959年(昭和34年)にここ六甲山で発見され、幻の花が現実の花となりました。
現在では様々なところで見られますが、それは当時発見された株を森林植物園で挿し木で増やしたものです。
残念ながら原木は土砂崩れで失われてしまっています。

 
 

他にも色々なアジサイが咲き始めています。

サツキヒメ(五月姫)

イシヅチノヒカリ(石鎚の光)

イヨノサカズキ(伊予の盃)

ツルギサンヤエ(剣山八重)

イヨテマリ(伊予手毬)

イヨザンセツ(伊予残雪)

ヴィブレイ

 
 

アジサイ以外だと、つつじ・しゃくなげ園の入り口では「オオヤマレンゲ」が花を白くキレイな花を咲かせています。

自生する多くの県では絶滅危惧種や準絶滅危惧種に指定されています。
花屋さんなどで売られているのを見かけることがありますが、それは近縁種の「オオバオオヤマレンゲ」であることがほとんどです。
ちなみに学名はMagnolia sieboldiiで、さきほどシチダンカのところで触れたシーボルトさんの名前が種小名に使われています。
 
 

6月15日より「森の中のあじさい散策」が始まります。
多くの方に見ていただきたく、期間中無休、開園時間・閉園時間が変更になりバスの増便もあります。
詳しくは森林植物園ホームページをご覧ください。

皆様のお越しをお待ちしております。

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