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さわやかな風に吹かれて

2019.04.26 更新

つつじ・しゃくなげ散策期間もだいたい1週間を過ぎ、多くの種類が見頃を迎えています。

「トウゴクミツバツツジ」

「サイゴクミツバツツジ」

「シロバナウンゼンツツジ」

「フジツツジ」

「エゾムラサキツツジ」

「アズマシャクナゲ」

「ツクシシャクナゲ」

「ヒカゲツツジ」

「ドウダンツツジ」

様々なツツジ・シャクナゲの美しい姿をお楽しみください。

ロックガーデンでも色々な草本が花を咲かせています。

「エビネ」が渋めの花を咲かせています。

漢字では「海老根」と書き、名前の通り根っこ(正しくは球茎・バルブ)が海老のように見えることから名づけられました。
栄養を溜めこむために肥大した茎を球茎(バルブ)といいます。海老根はこのバルブが取れずに繋がったまま残ります。それが海老のように見えるということです。
ジエビネとも呼ばれます。ラン科の植物です。

学名は Calanthe discolor Lindl.
discolorは「変色した」とか「色あせた」というような意味で、茶色っぽい花の色から名づけられたものだと思います。
個体や地域によって花色の変異が大きく、交配も進んでいるので現在は様々な品種が存在しています。
1970~80年に一大ブームが起こったそうで、多くの海老根が乱獲されたため現在は国の基準で準絶滅危惧、多くの県などで絶滅危惧や絶滅寸前とまでなっています。

栽培する上では、多くのウィルスに感染しやすいこともわかっています。
海老根に限らず植物がウィルスに感染すると被害拡大を防ぐために焼却処分するしかありません。

海老根だけでなく、他の多くの野生ラン(他の植物ももちろんのこと)が環境破壊などでどんどん数を減らしています。
それに加えラン科の植物は特に盗掘が多いと言われています。
山などで見つけても決して持ち帰らず、見て楽しんだり、写真に撮る、心のフィルムに収めるなどしてくださいね。

長く書きすぎたと反省はしていますが、せっかく書いたので消さずに次に移りたいと思います。

「ウラシマソウ」もユニークな姿で楽しませてくれます。

「浦島草」は有名な昔話の浦島太郎が釣り糸を垂れている姿に似ていることから名づけられたようです。
昔読んだ絵本に浦島太郎が釣りをしている姿の挿絵があったかどうか記憶にないんですが、確かに釣竿は持っていたと思います。

前回ご紹介した「ユキモチソウ」と同じサトイモ科テンナンショウ属の植物です。
ちなみに学名は Arisaema urashima Hara です。しっかりと種小名にウラシマと入っています。
ウラシマソウも色々な県で絶滅危惧等に指定されています。

園内各所では「ムラサキサギゴケ」の花が咲いています。

単に「サギゴケ」といも呼ばれます。漢字で書くと「紫鷺苔」
苔とつきますがコケの仲間ではなく、根も葉も茎もある多年草です。おそらく地面を這うように伸びるのでコケのようにに張り付いて見えることに由来しているんだと思います。
花の形が鳥のサギに似ていることからこの名がつけられたようですが、個人的にはサギには似てないように思います。ハチとか虫に近い形のように思います。。

ちなみにハエドクソウ科(旧ゴマノハグサ科)の植物です。
ハエドクソウという植物は有毒でハエ取り紙などの材料になることから名づけられたようです。

「ムベ」と「アケビ」も花を咲かせています。

ムベは別名「常葉木通(トキワアケビ)」とも言われます。アケビ科の植物です。別名通り冬にも葉を落としません。
果実はアケビとよく似ていますが、アケビより小さく裂けないことが大きく違います。果実は甘いのですが、種が多くて半端なく食べにくいので売られることはあまりないようです。
果実を食べると不老不死になるなどの伝説がありますが、不老不死にはならないと思います。
花はアケビとは全く違います。

アケビ(木通)
こちらはムベと違い落葉します。
名前の通り、熟すと実が開くので「開け実」という言葉からアケビになったという説があります。漢字の木通は茎の中が空洞になっていることに由来するようです。
果肉は甘いですが、こちらもムベと同じく種が多くて食べやすいとは言えません。
それでも秋になるとスーパーなどで見かける機会があります。

葉が3枚まとまって出る「ミツバアケビ」
アケビとミツバアケビが交配した「ゴヨウアケビ」もあります。。

5月が目前にせまり、平成も残すところあと少しですね。
明日からは10連休に入られる方も多くいらっしゃると思います。
森林植物園は無休で開園していますので遊びに来てくださいね。

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