万葉集の記述から、日本では古くから観賞用に庭にフジを植えたことがわかります。
世界で約9種あるとされるフジ属のうち、2種が日本固有種です。
フジ(ノダフジ、W. floribunda)は右巻き、ヤマフジ(W. brachybotrys)は左巻きに、他物に巻きついてよじ登ります。花房はフジのほうが一般に長く、両者とも園芸品種が作られています。
離宮公園では噴水広場と隧道(トンネル)の間や温室入口などに植えています。