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花・緑情報

ロウバイ

2014.01.04 更新





 三が日が終わり,本園も今日から開園しております。今年もよろしくお願いいたします。

 暮れに馬の干支飾りをご紹介しましたが,当面は展示館前での松飾りその他も行っております。どうぞご覧ください。(写真1・2)

 さて,新春を寿ぐかのようにロウバイの花が咲きだしました。(写真3・4)

 ロウバイは中国原産で,学名「Chimonanthus praecox」のChimonanthus は「冬の花」,praecoxは「早熟の」とか「早咲きの」という意味で,その名が示すように冬まだ他の植物が堅い冬芽をまとっているころに花をつけます。

 漢字では「蝋梅」または「臘梅」で,名前の由来は花の色が蜜蝋(みつろう)に似ているから,花の質感がろう細工のよう,臘月(ろうげつ=陰暦の12月)に梅に似た花を咲かせるから・・など諸説があります。

 まだちらほらと咲き始めたばかりですが,もう少しすればその芳香を周囲に漂わせるはずです。

 ロウバイは香りの道,香りの丘または花木園(うさぎのくに周辺)でご覧いただけます。早い春の甘い香りをお楽しみください。